トイレ主要3メーカー徹底比較
TOTO・LIXIL・パナの違い
「プロが教える」選び方

トイレ主要3メーカーの特徴一覧と比較表

日本のトイレ市場で圧倒的なシェアを誇るのが、TOTO・リクシル・パナソニックの3社です。

長年培った陶器技術で「清潔さ」を極めるTOTO、お掃除のしやすさや「デザイン」に定評があるLIXIL、そして家電メーカーならではの発想で「泡洗浄」を実現したPanasonic。

それぞれに独自の強みがあり、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いはず。ここでは、毎日使うトイレ選びで後悔しないために、各社の最新モデル(2026年時点)の機能・価格・メンテナンス性の違いをプロの視点で分かりやすく解説します。

TOTOトイレの特徴

業界シェアNo.1の信頼

「きれい除菌水」による圧倒的な清潔維持機能が最大の特徴です。

主な特長

  • きれい除菌水(全自動で除菌・消臭)
    水道水を電気分解して作る「次亜塩素酸」を含む除菌水です。使うたびに便器やノズルを自動で除菌し、黒ずみやニオイを元から抑制。洗剤を使わず、時間が経つと水に戻るため環境にも優しい機能です。
  • セフィオンテクト(100%純陶器へのこだわり)
    TOTOは全モデルが傷に強く丈夫な「陶器製」です。表面をナノレベルで滑らかに仕上げる独自技術で、汚れを物理的に寄せ付けません。数十年使っても劣化しにくく、新品のような輝きが長く続くのが特徴です。
  • トルネード洗浄(強力かつ静かな洗浄力)
    渦を巻くような水流で、汚れが付きやすい便器の後方まで力強く洗い流します。少ない水でも効率よく洗浄できるため、高い節水性を実現。また、従来の「上から流す方式」に比べて、洗浄音が静かなのも大きな特徴です。

製品価格帯(メーカー希望価格)

約12万円〜70万円超(住宅向けトイレ)
※便器・便座(ウォシュレット)の組み合わせ合計額
  • スタンダードモデル(ピュアレストQR・MRなど)
    製品価格:約12万円〜22万円程

    オーソドックスなタンク式トイレ。丈夫な陶器とウォシュレットを自由に組み合わせられる、最も選ばれている安心のモデルです。
  • 売れ筋・多機能モデル(GG・GG-800シリーズ)
    製品価格:約27万円〜35万円程

    タンク式ながら高さを抑えたスッキリしたデザインが人気。掃除を楽にする機能がバランスよく搭載されています。
  • 最高級モデル(ネオレストシリーズ)
    製品価格:約40万円〜72万円程

    TOTOの技術の結晶。圧倒的な美しさと「きれい除菌水」による究極の清潔性能を兼ね備えたハイエンドモデルです。

メリット

  • 業界随一の耐久性
    「全モデル」が最高品質の陶器製。傷や薬品に強く、数十年単位で新品のような質感を維持できる「資産価値」の高さが魅力です。
  • 圧倒的な「除菌」パワー
    「きれい除菌水」が菌を元から分解。黒ずみやノズルの汚れを全自動で抑えるため、ブラシ掃除の回数が他社より圧倒的に少なくて済み、家事の負担が劇的に減ります。
  • 高い信頼性と節水性能
    詰まりにくい「トルネード洗浄」など、基本性能の完成度が高く、プロの業者からも最も信頼されているメーカーです。

デメリット

  • 初期コスト(定価)の高さ特に最高級モデルである「ネオレスト」シリーズは、LIXILやパナソニックの同等グレードと比較しても定価が強気に設定されています。高機能モデルを導入する場合、予算の確保が必要です。
  • 高機能モデルの維持費
    人気の高機能モデルは多機能な電子部品が多いため、10〜15年後の故障時には修理費用が比較的高額になりやすい側面があります。
  • 重量による設置制限
    高品質な陶器を贅沢に使用しているため、樹脂製などの軽量なモデルと比べると、製品自体にかなりの重みがあります。そのため、2階以上の階層への設置やリフォームの際には、床の補強が必要になるケースもあります。

LIXILトイレの特徴

お掃除のしやすさを追求

「アクアセラミック」という新素材や、隙間をなくす構造に強みがあります。

主な特長

  • アクアセラミック(100年輝きが続く新素材)
    「落ちにくい汚れ」も「水垢」も、水の力で浮かせて落とす革新的な陶器素材です。汚れが固着しにくいため、日々のお手入れだけで新品のような輝きが100年続くと謳われており、陶器の美しさを長く保ちたい方に最適です。
  • お掃除リフトアップ(隙間の汚れを逃さない)
    便座が真上にしっかり(約5cm)上がるLIXIL独自の機能です。これまで手が届かなかった「便器と便座の隙間」に入り込んだ汚れをサッと拭き取れるため、トイレのイヤなニオイの元を根本から解消できます。
  • パワーストリーム洗浄(強力な水流でまる洗い)
    強力な水流が便器内のすみずみまで、ぐるりと勢いよく回り、こびりつきやすい汚れもしっかり洗い流します。少ない水でも、独自の洗浄技術により便器内を「まる洗い」できるのが大きな特徴です。

製品価格帯(メーカー希望価格)

約11万円〜65万円前後(住宅向けトイレ)
※便器・便座(シャワートイレ)の組み合わせ合計額
  • スタンダードモデル(アメージュ便器など)
    製品価格:約11万円〜20万円程

    シンプルで使いやすく、汚れに強い「アクアセラミック」と「シャワートイレ」の基本機能を手軽に導入できるコストパフォーマンスに優れたモデルです。
  • 売れ筋・多機能モデル(プレアス・アメージュZAなど)
    製品価格:約23万円〜38万円程

    タンクレスに近いローシルエットや、キャビネット付きなど、デザインと機能のバランスが良いモデル。便座が真上に上がる「お掃除リフトアップ」など、家事ラク機能が充実しています。
  • 最高級モデル(サティス G・Sタイプ)
    製品価格:約40万円〜65万円程

    インテリアに馴染む洗練されたデザインと、LIXIL最高の清掃テクノロジーを搭載したタンクレストイレの最高峰です。

メリット

  • 隙間汚れをゼロにする構造
    便座が真上に上がる「お掃除リフトアップ」が優秀。ニオイの原因となる隙間の汚れを完璧に拭き取れます。
  • 水垢に強い新素材
    「アクアセラミック」は、従来の陶器の弱点だった水垢が固着しません。日々の軽いお掃除だけで100年輝きが続くとされています。
  • 高いデザイン性
    住宅設備大手ならではの空間に馴染む洗練されたフォルムが魅力です。特にサティスシリーズは、「ノーブルカラー(黒やグレーのマット塗装)」などインテリアに映えるバリエーションが豊富です。

デメリット

  • 「きれい除菌水」のような自動除菌機能がない
    「プラズマクラスター」による除菌機能はありますが、TOTOのように「水そのものを除菌成分に変えて流す」物理的な除菌力と比較すると、黒ずみ抑制効果は一歩譲ります。
  • 陶器の質感の好み
    アクアセラミックは非常に優秀ですが、表面が非常に滑らかな分、従来の陶器らしい厚みのあるツヤを求める方には、「表面がややドライ(乾燥したような質感)」に感じられる場合があります。
  • 部品交換のサイクル
    一部のシャワートイレ(温水洗浄便座)一体型モデルでは、修理時にパーツ単位ではなくユニットごとの交換が必要になり、費用がかさむことがあります。

パナソニックトイレの特徴

家電メーカーならではの多機能

陶器ではなく「有機ガラス系スゴピカ素材」を採用しているのが最大の違いです。

主な特長

  • 激落ちバブル(洗剤の泡で飛び跳ね抑制)
    市販の台所用洗剤を補充しておくだけで、流すたびに泡のクッションを生成します。この泡が男性の「立ち小用による飛び跳ね」を物理的に受け止めるため、壁や床の汚れ、ニオイの発生を大幅に抑えることができます。
  • スゴピカ素材(水垢に強い有機ガラス系)
    パナソニック独自の「有機ガラス系(樹脂)」素材です。陶器とは異なり、水垢の原因となるカルシウムと化学結合しないため、水垢汚れがつきにくく、傷にも強いのが特徴です。軽量で加工もしやすい素材です。
  • トリプル汚れガード(フチなし形状)
    便器のフチ裏をなくした形状と、便座の隙間から便器外への「ハネ・タレ」を防ぐ設計です。汚れてもサッと一拭きで掃除が完了するため、日々の家事負担を徹底的に軽減します。

製品価格帯(メーカー希望価格)

約9万円〜55万円前後(住宅向けトイレ)
※便器・便座一体型セット価格
  • スタンダードモデル(アラウーノ V)
    製品価格:約9万円〜18万円程

    手洗い付きモデルもあり、リフォームでのコストを抑えたい層に人気。機能はシンプルですが、泡洗浄の基本は備えています。
  • 売れ筋・多機能モデル(アラウーノ S160)
    製品価格: 約17万円〜28万円程

    オート洗浄や空気清浄機能(ナノイーX)など、現代のトイレに欲しい機能がすべて詰まった、迷ったらこれと言われる人気モデルです。
  • 最高級モデル(アラウーノ L150)
    製品価格:約28万円〜55万円程

    フタの色(12色)を選べるデザイン性や、オゾン除菌などの最先端機能を搭載。アプリ連携で健康管理もできる未来型トイレです。

メリット

  • 床・壁の掃除が激減する安心感
    泡のクッションが飛び跳ねを物理的に防ぐため、男性家族がいる家庭でも、トイレ特有の床や壁のベタつき、嫌なニオイの発生を根本から抑え込むことができます。
  • 徹底的な「家事ラク」設計
    樹脂素材の成形自由度を活かした完全なフチ裏レス形状に加え、便座の隙間をなくした「スキマレス設計」を採用。汚れが溜まる場所自体を最小限にしているため、毎日のお手入れはサッと一拭きするだけで完了します。
  • スマート家電としての高い利便性
    専用アプリとの連携により、お手入れ時期の通知を受け取れるだけでなく、洗浄履歴による「健康・見守り」や、電力使用量の確認が可能。家電メーカーならではの視点で、日々の暮らしをより便利に、効率的に変えてくれます。

デメリット

  • お掃除道具の制限
    便器が陶器ではなく樹脂製のため、硬いブラシや研磨剤入りの洗剤を使うと傷がつく恐れがあり、道具選びに注意が必要です。
  • 長期耐久性への不安
    樹脂の素材は陶器に比べて数十年単位での変色や劣化の懸念があり、資産価値としては陶器製より低く見積もられがちです。
  • 「ターントラップ方式」特有の排水音
    パナソニック独自の「ターントラップ洗浄(排水路を回転させて一気に流す方式)」は非常に節水性が高い一方、流れる際に「ゴボゴボ」といった特有の音が鳴ります。寝室に近い場所に設置する場合、人によっては音が気になるケースがあります。
  • 便座交換が「全交換」になりやすい
    便器と便座が一体となった専用設計のため、10年〜15年経って「便座(ウォシュレット機能)だけが故障した」という場合でも、TOTOなどの組み合わせ便器のように「市販の便座を買ってきて載せ替える」ことができず、メーカー修理や本体ごとの買い替えが必要になります。

主要3メーカーの比較

2026年現在の最新モデルに基づき、住宅設備のプロ視点で各社の市場評価をまとめた比較表です。
清潔さの維持、掃除のしやすさ、コストパフォーマンスなど、メーカーごとに強みが異なります。ご自身が最も重視するポイントに合わせて、星の数を確認してみてください。

主要3メーカー比較表|プロのおすすめ度と項目別評価

評価項目 TOTO LIXIL Panasonic
キレイ継続度 ★★★★★ ★★★★ ★★★☆☆
掃除のしやすさ ★★★★ ★★★★★ ★★★★
価格(コスパ) ★★★☆☆ ★★★★ ★★★★★
デザイン性 ★★★★ ★★★★★ ★★★★
プロのおすすめ度 ★★★★★ ★★★★ ★★★★

プロが解説!評価のポイントとおすすめ度の根拠

TOTO:不動の王道・信頼重視

  • キレイ継続度5)
    水道水を電気分解して作る「きれい除菌水」の自浄作用が圧倒的。菌を元から分解するため、黒ずみの発生を抑える力は業界No.1です。
  • 掃除のしやすさ4)
    汚れが付きにくい陶器「セフィオンテクト」により日々のお手入れは楽ですが、LIXILのような便座昇降機能がないため星4としています。
  • 価格・コスパ3)
    陶器の質や除菌機能を追求している分、定価・実売価格ともに他社より高めに設定されており、初期投資は大きくなります。
  • デザイン性4)
    伝統的な陶器の美しさを活かした高級感があります。最高級モデル「ネオレストNX」は芸術品のような佇まいです。
  • プロのおすすめ度5)
    圧倒的な耐久性と信頼性があり、「一度買えば長く安心して使える」という点で、プロが最も自信を持って提案できるメーカーです。

LIXIL:清掃構造・デザイン重視

  • キレイ継続度4)
    100年輝きが続く「アクアセラミック」は水垢に非常に強いですが、TOTOのような「水そのものによる除菌」機能の差で星4としています。
  • 掃除のしやすさ5)
    便座が真上に上がる「お掃除リフトアップ」が優秀。ニオイの元となる便器との隙間汚れを物理的に完璧に拭き取れます。
  • 価格・コスパ4)
    中間グレードの機能が非常に充実しており、予算を抑えつつ高機能なトイレを選びたい方に最もバランスが良い価格帯です。
  • デザイン性5)
    洗練されたシャープなフォルムに加え、シックなインテリアに合うマットカラー(黒やグレー)を選択できるなど、意匠性の高さは随一です。
  • プロのおすすめ度4.5)
    「物理的な掃除のしやすさ」と「デザイン」のバランスが最も優れており、特に主婦・主夫層から絶大な支持を得ています。ニオイの元となる隙間汚れを完璧に拭き取れる唯一無二の構造は、清潔な空間づくりを重視するプロが太鼓判を押すポイントです。

Panasonic:家事ラク・先進家電重視

  • キレイ継続度3)
    有機ガラス系(樹脂)です。新しいうちは非常に綺麗ですが、10年、15年と使ううちに、どうしても陶器に比べると細かい傷がつきやすく、表面の光沢が衰えて「くすみ」が出やすい傾向があります。
  • 掃除のしやすさ4)
    「激落ちバブル」の泡洗浄やハネガードで「汚れを広げない」工夫は優秀です。ただし、樹脂素材のため硬いブラシや研磨剤が使えず、掃除道具に制限がある点を考慮し星4としています。
  • 価格・コスパ5)
    樹脂素材を活かしたコストダウンにより、同価格帯の他社製品よりもワンランク上の機能(オート開閉など)が搭載されており、非常にお得感があります。
  • デザイン性4)
    家電製品のような清潔感のあるモダンなデザイン。フタのカラーバリエーションが豊富で、自分好みにカスタマイズできる楽しさがあります。
  • プロのおすすめ度4)
    「最新機能とコストパフォーマンス」を重視する方に、プロが真っ先に提案するメーカーです。同価格帯の他社製品に比べ、オート開閉や泡洗浄などの付加価値が標準搭載されているため、お得感が非常に高いです。さらに、床や壁への汚れを防ぐ機能により、トイレ空間全体の家事負担を減らしたい共働き・子育て世帯から強く支持されています。

徹底比較の【まとめ】

あなたにぴったりのトイレメーカーはどれ?

ここまで主要3メーカー(TOTO・LIXIL・パナソニック)の特長や価格、評価を詳しく解説してきました。最後に、それぞれのメーカーがどのような方に向いているのかをまとめます。

【TOTO】圧倒的な清潔感と信頼を求める方へ

「きれい除菌水」と高品質な「セフィオンテクト陶器」の組み合わせは、24時間365日、菌を寄せ付けない圧倒的な自浄作用を誇ります。初期投資は高めですが、20年、30年と長く、美しく使い続けたい「品質重視」の方に最もおすすめです。

【LIXIL】掃除のしやすさとデザインを両立したい方へ

便座が上がる「お掃除リフトアップ」は、ニオイの元となる隙間汚れを解消する最強の武器です。水垢に強い「アクアセラミック」に加え、シックなカラー展開も魅力。機能性とインテリア性をバランスよく手に入れたい方に最適です。

【パナソニック】圧倒的なコストパフォーマンスを求める方へ

最新の便利機能を、リーズナブルに手に入れたい方に最適なメーカーです。同価格帯の他社製品では上位機種にしかない「オート開閉」や「泡洗浄」などの機能が標準搭載されていることが多く、予算を抑えつつも利便性を妥協したくない層から圧倒的な支持を得ています。「家事の時短」と「初期費用の安さ」を賢く両立したい方にぴったりの選択肢です。

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